August 30, 2011

人を迎えるという事 〜 Sister Sisterを終えて


ちょっと遅くなってしまったけれど、
東京で初めてオーガナイズしたパーティー『Sister Sister』第一弾に来て頂いた皆様、
本当に本当にありがとうございました。

福岡では20代の頃からずっとやっていた、パーティーをオーガナイズするという仕事。
 2年前に『CANDI』というパーティーを終わらせてから、結局自分自身が主導に立ってやっていなかったのと、ここ東京で果たして出来るのか?という不安(東京に来てからというもの、ほとんどクラブへ通えていない状況)にかられながらも、パーティーを企画したり、細かい事を準備したり、出演者やハコ側と交渉したり、という一連の流れもなんだか懐かしく、けれどやっぱりこういう事が好きなんだなぁ〜と福岡時代を思い出しながら、一つ一つの作業が楽しかった。

パーティーをオーガナイズするという事は一人では決して出来ない。
『CANDI』ではRichiii、Japan、Aozonoくん、そしてシュンキチくんという若者がずっと一緒にやってくれていた。そして今回の『Sister Sister』は、Mayuちゃんと一緒に作り上げたもの。お互いプライベートでもここ数年本当に仲良しで、私にとっては妹同然のつきあい。やっぱり腹を割って話せる人と作り上げていく過程こそが一番大事なのかなと、今改めて感じている。Mayuちゃんにとって、パーティーをオーガナイズするという新しい経験のパートナーとして、私を選んでくれたのも、これまでの私たちの関係が最高の証だって、勝手に思ってるんだけどね 笑。


『Sister Sister』で私とMayuちゃんがやりたかった事。
それは、細分化されすぎている今の東京のシーンを少しでも打ち破る事だった。
今回、ゲストに川辺さんとMonkey Timersにお願いしたのは、まさにその壁に体当たりするようなもの。でも、どちらのDJも私たちにとってはすごく刺激的で一緒にやりたいって思えるような人たち。それを、三宿のWebという小さなクラブで出来る可能性を試してみたかった。

久しぶりに見るMayuちゃんのプレイは、足下から頭の先に段々と広がって上り詰めていく見事な流れで、正直私、ハッとしてしまった。ちゃんとレコードを一枚一枚聴いて、それを大事に自分らしくプレイしている姿が、今の私に足りないものだと。それほど素晴らしい90分だった。彼女の音楽に対する思いが一曲一曲に溢れかえって、あぁ、この子と一緒にやれて良かったなって素直に感じた。

初めて見るMonkey Timersの二人は、周りにレコード好きの人がきっと沢山いるんだなぁ〜、それをいつも見て感じて、自分たちのものにしてるんだなぁ〜と思わせる、とても熟練した感じ。まだ若いのに、あのセンスと感覚はすごい。

そして、待ちに待った川辺さんのプレイは、もう圧巻。これぞプロフェッショナル。そこに居るみんなを一つの空間で一つになって無我夢中で踊らせ、クラブ・ミュージックというそのものを体感させられた歓喜の時間だった。


いつもWebに来る常連の友人に、「今日は普段と違って、また新鮮ですね!」と言ってくれたその言葉を聞けて、本当に嬉しかったし、オーガナイザーでありながら、全然知らない人が沢山来てくれたのもまた嬉しかった。

これがやりたかった。。。。。。

私はDJでもあるけれど、パーティーをオーガナイズするのもやはり好き。
それはきっと、人に迎えて貰うよりも、人を迎えるという立場の方が、俄然パワーが出る。
パーティーの最後に「楽しかった!また遊びに来ます!」という言葉だけで、それまでの苦労が全部吹っ飛ぶ。その言葉の為に、またパーティーをやりたいと思う。
きっと、オーガナイザーの人たちはみんなそうだと思う。

「Sister Sister」、まだ生まれたてのパーティーだけど、
また楽しい空間を作れるように頑張ります。

今回は本当に本当にありがとうございました♡


♡Special THNXXX♡

Hiroshi Kawanabe
sati. (huemm)
Nagasawa-san (Web)


Monkey Timers

Morihiro (Lighthouse Records)


and...

my sweetie Mayu♡


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August 26, 2011

Beats In Space: THE LABEL




遂に。
Tim SweeneyのBeats In Space がレーベルとして始動するとのニュースが。

その記念すべき第一弾アーティスト、Paradisが私のツボを付いてきた。
しかもフランス人デュオ。
最高に決まってる。



早く12inchで欲しい。
2011年最後まではずっとこればっかり聴いてる(はず)。

素晴らしいリリースをありがとう、Tim。
9/2のDFA Nightが楽しみ。



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August 24, 2011

8.26. Sister Sister






2011. 8. 26. (fri)  at 三宿Web
Sister Sister


23:00 open & start
2000yen (1drink)


Guest DJ:
川辺ヒロシ(Tokyo No.1 Soul Set / InK)
Monkey Timers (Disko Klubb)

DJ:
m.y.k. (fake plastic girl)
Mayu




去年から、Mayuちゃんと「一緒にパーティーやりたいね」って2人でずっと言ってて、
ようやく2011年の夏の終わりに開催出来ることとなりました。

場所は個人的にも思い入れの深い三宿Web。
小さいハコながらも、私にとっては10年以上通っている聖地とも呼べる場所です。

そこでMayuちゃんとパーティー出来るなんて、本当に夢みたい!

更に、ゲストDJには、Tokyo No.1 Soul Setの川辺ヒロシさん、Monkey Timersの二組。
私が20代前半の頃、ソウルセットの熱狂的ファンだった事は、もうあまり知られてないかもしれないけど(笑)、尊敬するDJとして三本指に入る一人が川辺さん。
7〜8年前、福岡にOPTIMOが初めて来た時、ご一緒にDJさせて頂いたのがとても懐かしい。
あの時の緊張といったら...........(遠い目)。
今回は本当に楽しみで楽しみでしょうがない。まさか、東京で一緒にDJできるなんてね。

Monkey Timersの2人は実はまだ会ってないのだけど、彼らのMixCDを聴いたら、あまりの渋さと選曲の深さに驚いてしまった。まだ若いのに、あの感性、、、。。
早くDJが聴きたいです。

そんなわけで、東京で初めてオーガナイズする記念すべき一夜なので、
是非遊びに来てください。

4DJ、それぞれが踊らせること、間違いなしです♡


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仙台旅情

金曜日の午後2時半頃また大きな揺れ。
仙台へ向かう日に限って、突然やってくる。
「もう、勘弁してください...」と一人つぶやきながら、私は荷物をまとめて家を出た。

福島で震度5弱だったこの日は、関東では朝から久しぶりのゲリラ豪雨で、
西へ向かう新幹線も、北へ向かう新幹線も、おおきくダイヤが乱れていた。
千葉に越して来てから、北へ向かう新幹線は上野が近いという事を最近知り、
馴染みが全くない上野で、結局1時間半遅れで新幹線に乗り込んだ。

途中、福島付近で新幹線が一旦止まる。
また地震?かと思いきや、ただの信号待ちだった。
ほんとは少し怖かった。

前のブログでも書いたけれど、今回初めて東北新幹線に乗った。
上野からだと大宮に止まったら、もう次の停車駅は仙台だった(『はやて』に乗ったので)。

4月2日に仙台を訪れた時はまだ仙台駅は白いシートが覆いかぶさっていて、
まだ工事中だったけれど、そんな雰囲気は微塵も残っていない程、
まるで何もなかったかのように仙台駅は機能していた。
あれから随分月日が経ったかのように感じた。

AFTER DARKのkaaanjiくんやAPUくん、かずきくんに会えたのと、
相変わらずの街の賑わいにとても心が落ち着いた。
今日あった地震の事もすっかり忘れた。

今回、AFTER DARKは6周年という事で、始めはレギュラーDJのみでやると聞いていたのだけど、実は10日程前に「是非みゆきさんも!」というお話があって、急遽参加させて頂いたのです。こういう場合、いつも「何故わたしなんだろう??」という疑問が先になってしまうのだけれど、私にとっても特別なパーティーであり、特別な思いがあっただけに、とても感激してしまった。

パーティーはパーティーらしく、たくさんのお酒が飛び交い、たくさんの笑顔と、これぞAFTER DARKな音楽が流れた最高の夜だった。
私が福岡でやっていた事が同時進行で、そのまま引き継がれていってる。
だから、ここに来ると、安心するのだろう。

AFTER DARKというパーティーは一本筋が通っている。
だから、いろんな方面(ジャンル)に枝分かれしても何だかまとまりがある。
そんなパーティー、なかなか日本には無いから、これからも発信し続けていってね。



パーティー終盤、かなりのDrunk Boyとなっていたkaaanjiくん。
あっちにフラフラ、こっちにフラフラ、見ているだけで面白すぎた。
最近酔うとフリースタイルのラップが飛び出すけど、
勿論この夜もキレキレのラップを披露してました 笑。



翌日。
若干二日酔いのケンくんとAPUくんを無理矢理起こし、日本三景の一つ、いざ松島へ。

向かう途中、津波の被害を受けた荒浜が見えたのだが、瓦礫も片づいていて、一面に緑の草が多い茂り、4月に見たときとは随分と景色が変わっていた。もし、何も知らない人が見たとしたら、「あぁ、あそこは一面畑なのね」と言ってしまいそうになるぐらい。

松島では、私を連れていきたかったというカフェが震災後営業しておらず、とても残念だったけれど、その高台から見た松島の風景が穏やかで優しくて心地良かった。
昼食で食べたツボダイの定食も、海から流れてくる風も、カモメの鳴き声も、
何もかも、穏やかで優しくて心地良かった。


あれから時間は確実に動いている。
そこに住む人々もちゃんと前を向いて歩いている。
私がほんのちょっとだけ元気がなかった理由がわかった。
そしてまた、みんなに前を向いていく勇気を教えてもらった。
ありがとう。ありがとう。ありがとう。

今回はそんな旅だった。
感謝してやまない街。
ありがとう、仙台。

東京からたった1時間40分。
こんなに近いから、是非時間を作って仙台へ行ってほしいと思います。
私の大好きな街です。


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August 19, 2011

A F D K 6th anniversary


昨日何故だかこのBlogの調子が悪くて、ポスト出来なかったのだけど、
今日は仙台に行ってきます。

先週行った高松と同様、仙台へ行くのも今年3回目。
このブログをずっと見てくれている方ならお分かりだと思う。
私にとって仙台は今年、本当に特別の街になりました。

また行く事が出来て、心から嬉しいとひしひしと感じながら、
今日は初めての東北新幹線(4月に行った時は復旧してなくて、6月は車で行ったので)の旅も一人楽しんでこようと思います。

勿論、今夜CLUB SHAFTでAFTER DARKのパーティー。
気の合うみんなと呑み、語り、そして音楽の力を信じて、歓喜の夜にしてこなくちゃ。
だって、6周年のアニバーサリーだから。


AFTER DARK -6th anniversary-


at CLUB SHAFT 仙台
22:00 start

SHAFTモバイル会員価格/ 2,000yen(2D)
DOOR/ 2,000(1D)



AFDK DJs/
kaaanji
APU
fruity
T.I.E.D
Kenko
Yoichi
K (JULIANZ)




最近のお気に入りの写真。
ある映画のエンディング。


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Feist cover VU


Feist
デビュー当時からずっと好き。
彼女の歌声は全ての音楽をFeistにしてしまうほど繊細で強烈。

だいたい家で聴いているのはスタンダードなものばかり。
きっとおばあちゃんになっても聴き続けていくんだろうな。


Feist ft. Nigel Godrich, Colin Greenwood, Hot Rats) Femme Fatale (Velvet Underground Cover) by TwentyFourBit.com



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August 12, 2011

夏らしいことだらけの高松



UNDERSEA NIGHT vol.10 -Summer Festival- 
@studio VOYAGE 高松

22:00 OPEN~TILL LATE
FEE: 2500YEN(with 1drink)

DJ:
NOEL (UNDERSEA RECORDS)
m.y.k. (fake plastic girl)
GALLIANO (CANNNABIS / LITTLEBIG)

and MORE...



今年3回目の高松、いよいよ明日。
いつもは一人で新幹線に乗ったり、飛行機に乗ったりする事が多いんだけど、今回はGALLIANOくんが一緒という事で、何かオモシロ珍道中的なのも期待しつつ、2ヶ月ぶりのVOYAGEで楽しんでこようと思います。

ちなみにこの日の高松は花火大会なのです。
今年まだ花火を観ていない私の心はすでに今の時点からお祭り騒ぎ。
そして、浴衣着て初めてDJもするのです。

すごく夏らしいことだらけで、さらに楽しみ倍増。

また、m.y.k.さん来るの?? なんて言わずに、また、遊びに来てくださいね。
高松のみなさま。





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August 11, 2011

eleven


季節は冬から春へ、そして暑い暑い夏。
もう五ヶ月、まだ五ヶ月。

私はあれからそれぞれの月の「11日」を迎えると、どうしても「あの日」を思い出してしまう。きっとみんなそうなんだと思う。
仙台へ向かうはずだったあの日、生涯でも忘れられない日。

あれから私は変わったのかな。
何か自分なりに出来ることをやったのかな。
そんな問いかけもなんだか空しく、時が過ぎてゆく。

それまでにも空を見上げることが好きだったけれど、あれからさらに空が好きになった。
空を見上げると何故だか自分を客観視出来る。

何故だろう......

きっと外側から自分を見ていないと、私が私らしくいられないから。
そんな事を思いながら、今日も明日も空を見つめるのだろう。


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August 04, 2011

Mike Simonetti - Third of the Storms





Italians Do It Better主宰のMike Simonetti。
いろんなディスコのエディットなんかをソロ名義で出していたりしていたけど、実は正直ピンと来なかった。それは多分ただ単純に私が浅い浅いディスコしか聴いてないからなのだと思う。

今回もリリースをうっかりスルーするところだったけど、なんとなく聴いてみたら、すごく私好みで驚いてしまった。特にブレイクの辺りは10ccを思わせる透明感と胸をぎゅっとさせられるセンシティヴな感覚。うーん、これは名曲。

ようやく夏らしい天候になってきたときに、ひとときの清涼剤として聴くのもおすすめ。

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MIKE SIMONETTI / CAPRICORN RISING by ITALIANS DO IT BETTER



ジャケットも可愛い。




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