April 14, 2016

明け方の戯言

今日は渋谷のOrgan Barから
中目黒のSolfaへと雨の中、梯子をした。

帰りは最近タクシー代が半端なかった為、
泥酔状態のまま、中目黒から自宅まで歩いて帰ったけど
家に着く頃には酔いも冷めるくらいの距離を
雨の中ひたすら歩いた。

歩きながら今夜考えていたことは
東京に来てからの自分のDJの立ち位置についてだった。

福岡にいる時はある程度名の知れたDJだったのかなーと自負しているけれど、
ここは東京、私のこれまでのことを知っている人はやはり少ない事に気づく。

正直に言うと、私のDJというのは
勿論イベントに合わせたDJというものが基本にはあるのだけれど、
私のその時の感情に左右されるものという自己認識が強い。
これまでDJをやっている時に涙が出たことが2回あって、
1回目は12時間DJをした時の終盤に感極まって涙が出たことと、
その時まで生涯一番大好きになった人にフラれた後にDJをした際に、
DJプレイに感情移入しすぎて涙が出てしまったこと。

私は全く理論的ではなく感情で生きている人間。
ちゃんと理論的に説明できたりする人が羨ましくもある。

私のDJは、ある意味私的な行為だと思う。
自分自身が一番自分らしくいられる時がDJをやっている時間。
普段の私は、ちょっとだけシャイで、「姉御」という役を演じている部分が大きい。
それは自分でもよくわかっていること。
なので、私のDJをよく見ている人は、私がその時にどういう精神状態であるか見当がつくはずなんだよね。

前にも書いたけど、私は嘘が付けないし
その時の感情を隠すことが出来ない。
それは大人として、あまり好ましくないのかもしれないけれど。

今夜、歩きながらずっと考えてたのは、
私は唯一無二としてのDJでいたいってこと。
誰も真似でもなく、私自身を他人に対して開く上での行為。
その、パーっとした感覚が、私の本来の姿なんだと思う。

ここ数年DJは、マイペースにやっていこうと思ったけれど、
やっぱりこの中途半端な立ち位置は嫌だ。
小さなイベントでも、DJの告知の並びに一番前名を連ねられるように
日々精進しなくちゃだ。

ロックもハウスもテクノもブレイクビーツもヒップホップも、
私がこれまで生きてきた呪文のようなもの。

私は前をむいて進んで行きたい。
そう、明日、死ぬかもしれないから。


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m.y.k.



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